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エスコグラフィックス、パッケージデザイン制作を「Studio」で効率化

3Dでリアルに再現〜「デジタルモックアップ」を提案

3D表示で仕上がり形態をリアルに再現

 パッケージデザイン制作では、実際にモックアップを作成してみると角度によってロゴや商品名などが視認しづらい、といったことが度々ある。しかし、「Studio」は、3D画像を回転(360度)表示できるので、仕上がり形状やあらゆる角度で見え方の違いを確認することができる。そのためデザインと仕上がり具合の差異によるやり直しなどの無駄な作業を削減することができる。

 「シュリンクラベルなどは、収縮して貼り付けられるため、あらかじめその形状を前提としたデザインが必須となる。Studioでは、収縮後のデザインの変型処理やシミュレーションで確認することができる。つまり、より実用的な3Dパッケージングソフトウェアとなっている」

 パッケージ制作では、モックアップによる仕上がり確認は、重要な工程の1つとなっている。

SDGsに貢献する「デジタルモックアップ」

 「Studio」は、この工程をデジタル化によって効率化することを担っている。同社では、これを「デジタルモックアップ」として提案している。


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缶ビール単体(左)と6缶パックパッケージもリアルに再現

 モックアップ制作の運用は、各社によって様々だが、インクジェットプリンターなどで絵柄を印刷し、切り貼りなどの手作業で作成しているケースが一般的と言える。当然、その作業には、時間と手間がかかる。さらに、せっかく作成したモックアップもデザイン配置や色の微調整などが生じた場合、もう一度、同じ作業を繰り返すこともある。

 しかし、「Studio」を活用した「デジタルモックアップ」であれば、これら作業を完全にデジタル化して行うことができる。

 「デジタルモックアップに移行することで、リアルなモックアップを作ることが不要となる。これにより、無駄な資材を削減することで環境保全にもつながり、さらに、その作成に要する人的コストも省くことができるので、働き方改革にも貢献できるはず」

 つまりモックアップ作成の削減による環境負荷低減や無駄な労働時間の削減といった観点から世界的に取り組みが求められているSDGsへの対応にも貢献できるソフトといえる。

リモートワークにも対応

 同じ商品であっても色違いの商品やデザインが異なると期間限定のキャンペーン商品など、部分的に内容が異なるパッケージ制作も「Studio」であれば、これら多様なパッケージデザインもすべて3Dで作成・確認することができる。

 また、「Studio Viewer」という専用アプリをダウンロードすることで、「Studio」で制作された3Dパッケージデザインをパソコンやスマートフォン、タブレッドなどで閲覧することができる。また、3Dパッケージデザインは画面操作で360度回転させて確認することもできるので、遠隔地からでもリモートワークでデザイン制作打ち合わせに参加することもできる。

 コロナ禍によってリモートワークが普及した現在の勤務形態にも対応できることも強みの1つと言える。

 同社では、各種パッケージの構造ファイルを提供するオンラインストアを運営しているので、用途に応じたパッケージのベースファイルを無償(一部有償)でダウンロードして利用することができる。

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