ユポ・コーポレーション、循環型社会の実現へ〜環境配慮型製品でSDGsに貢献
(株)ユポ・コーポレーション(本社/東京都千代田区、渡邉真士社長)は、1969年の創業以来、持続可能な循環型社会をめざし、環境問題をはじめとする社会課題の解決を使命として事業を展開してきた。
2019年には、創業50周年の節目として、新たに「環境憲章」を策定。国連が定める、持続可能な開発目標(SDGs)の中で、目標12「つくる責任つかう責任」および目標13「気候変動に具体的な対策を」、目標14「海の豊かさを守ろう」に貢献すべく、従来製品の主原料や製造方法の見直し、並びに新製品開発など、効率的な製品開発・エネルギー利用に取り組み、環境負荷低減を目指した事業活動を行っている。
その同社では、このほど国内初のオレフィン系バイオマス樹脂配合の合成紙「ユポグリーンシリーズ」を中心に、新たな環境配慮製品を発表した。
ユポグリーンシリーズ ユポ電飾用紙BLRG150
「ユポグリーンシリーズ ユポ電飾用紙BLRG 150」は、ファストフード店や駅等で使用されるバックライトポスター(電飾看板)を主用途とした国内初のオレフィン系バイオマス樹脂配合合成紙「ユポグリーンシリーズ」の新たなラインアップされた製品。
同社が製造・販売している電飾用途の製品は、ユポ特有の光の乱反射を利用することで、蛍光灯などの形状が裏移りすることがなく絵柄を綺麗に表現でき、また非点灯時にも十分な見栄えを実現できるため、昼夜兼用のバックライトポスター(電飾看板)などに最適な商品となっている。
新製品「ユポグリーンシリーズ ユポ電飾用紙BLRG 150」は、製品特性は現行品そのままに、バイオマス樹脂を配合することで、現行の同社製品からの切り替えにより、年間約7トンのCO2排出量削減効果が見込まれる。
また、ユポグリーンシリーズは、内部にミクロボイド(微細な空孔)を有しているため、同用途のPET系製品に比べてプラスチック使用量を32%削減、加えてバイオマス樹脂配合によりCO2排出量を約40%削減することが可能となっている。
なお、同製品は、2021年秋より販売を開始(予定)する。
ユポ・剥がせるインモールドラベル
「ユポ・剥がせるインモールドラベル」は、主にシャンプー、洗剤などの水回りの日用品を対象としたPET容器向けインモールドラベル。同製品は、循環型容器を採用する際、リサイクル工程でも剥離可能なラベル原紙として、国内で初めて開発・導入するインモールドラベルとなる。
これまでのインモールドラベルは、一体成型で剥がれづらい点が製品特性としてあった。2021年6月より導入を開始した新製品「ユポ・剥がせるインモールドラベル」は、使用中は剥がれずに、リサイクル工程では自動剥離可能なPET容器用のインモールドラベル。これまでの製品同様、耐水性があり、長期使用に優れているため、シャンプー、洗剤などの日用品用の容器ラベルとしても最適となっている。
ユポグリーンシリーズがセブン-イレブン店内販促物で採用
ユポ・コーポレーションは、(株)セブン-イレブン・ジャパンの環境負荷低減の取り組みに賛同し、このほど国際紙パルプ商事(株)と共同で「ユポグリーンシリーズ」の新製品を提案し、採用された。
「ユポグリーンシリーズ」は、オレフィン系合成紙として日本で初めて植物由来樹脂を配合するほか、独自製法によって、同じ厚みの一般的なプラスチックフィルムと比較し、少ないプラスチック量で必要な性能を確保できることから、石油由来プラスチック使用量の削減に貢献する製品。
同製品は、コンビニエンスストア「セブン-イレブン」の店内販促物に今年7月より順次使用され、同社の店内販促物における石油由来プラスチックの使用量を現行の素材と比較して年間約12%削減できる見込み。
