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コニカミノルタジャパン、デジタルで需要創出〜アフターコロナのビジネスを牽引

 コニカミノルタジャパン(株)(本社/東京都千代田区、大須賀健社長)は、デジタル印刷システムのカラー最上位機種「AccurioPress C14000」など、多彩な自動化機能を搭載したAccurioPressシリーズを市場投入することで、アフターコロナにおける顧客のビジネス拡大を支援していく。さらに同社では今年6月、デジタル加飾を施す卓上型デジタル加飾印刷機「AccurioShine(アキュリオシャイン)101」の販売を開始。印刷物に新たな価値を付加することで新たな市場創出の手法を提案していく。


 AccurioPress C14000は、出力解像度2,400dpiで毎分A4サイズ140ページ、A3サイズ80ページという高速出力と、他社に先駆けた出力調整や紙面検査の自動化技術、最適な印刷設定を推奨するメディアセンサーにより、ハイボリューム領域でも他に例を見ないオペレーションの効率化を実現している。これにより、印刷現場におけるタイムロスを最小化させるだけでなく、オペレーターの専門スキルを不要とし、印刷事業者が採用できる人材の幅を広げてくれる。


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AccurioPress C14000


印刷作業工程の自動化で省力化とスキルレス化を提供

 同機には、オペレーション効率化のために3つの最新テクノロジーを自動品質最適化ユニット「インテリジェントクオリティーオプティマイザー(IQ-501)」に融合させ、印刷オペレーションを簡便化している。

 テクノロジーの1つめは、「インラインメディアセンサーシステム」で、これはオペレーターが印刷に使用する用紙を設定したい場合に紙を1枚通すことにより、自動的に用紙の重さと種類を判定するシステム。メディアセンサーが用紙の特徴を読み取り、AIにより用紙の厚みと種類の自動判定を行うことで用紙設定の候補を表示する。

 また、標準搭載された約300種類の用紙プロファイルから候補を提案し、最適な設定を選択する機能も備えており、簡単に高品質な印刷物を作成できる。これらの機能によって操作が簡単になり、設定時間が短縮されるだけでなく、新人オペレーターへの専門的なトレーニングも不要となる。

 2つめは、紙面検査システム。同機能では、汚れやスジ、さらにバリアブルデータ印刷での不整合といった不適合品をインラインで自動検出して排出するだけでなく、不適合品が発生した場合のリカバリー印刷まで実行してくれる。これにより、検品作業の負荷を低減、生産性向上に貢献する。また、新規カラーマネジメントシステム「AccurioPro ColorManager」との連携により色調整・管理も簡易な操作で行うことができる。

 3つめとして、業界初となる「インライントリマーシステム(TU-510)」を開発し、4方断裁、名刺やカードの複数カッティング処理、折り目などのインライン処理を実現している。これにより、名刺、カード、チケット、両面パンフレット、フルブリードポスターなどの後加工がインラインかつワンパス自動処理で可能となり、従来のオフラインの後加工機によるマニュアル作業と比較して、大幅な時間削減を実現する。

 さらにエンボス紙など幅広いメディアへの対応力を向上させ、名刺や招待状などの印刷において要求される高い質感や表現力の拡大を実現している。さらに、長尺紙への自動両面印刷が従来機種よりも18%長い900mmまで可能となり、観音開きになっているA4サイズのパンフレットの印刷と折りもワンパスで効率的に行うことができる。

AccurioPressで追い刷りができる卓上型デジタル加飾印刷機

 AccurioShine101は、設置場所を選ばないコンパクトな卓上型でありながら、箔によるリアルで高品位なメタリック表現を簡単操作で実現する卓上型デジタル加飾印刷機。導入しやすい価格と合わせ、デジタル加飾市場におけるエントリーモデルとして、新たなビジネスチャンスの創出に貢献する。


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AccurioShine101


 同機は、トナーによるデジタル箔方式を採用しており、印刷による疑似的なメタリック表現に対し、高輝度で煌びやかな付加価値の高い後加工を実現する。また、高額で手間の掛かる箔押し版や型などが不要となるとともに、細かい線などのより自由度の高いデザイン度や小ロット多品種の後加工が簡単操作で実現可能となる。

 さらに箔押した加工物に対し、デジタル印刷システム「AccurioPress」でカラー印刷(追い刷り)を行うことができる。これにより加工物の表現の幅、品位をさらに向上し、箔押しに加えて高い付加価値の提供が可能となる。また、追い刷りの際にデザインによっては追い刷り位置に高い精度が求められるが、コニカミノルタ独自の自動品質最適化ユニット「IQ-501」と組み合わせることにより、煩雑な調整作業の自動化/省力化による作業の効率化と高い品質の両立を実現する。

 同機で採用されている専用箔は、AccurioPressでモノクロ印刷されたトナーの上に直接印刷加工される。その後、箔加工された出力物にカラー印刷(追い刷り)を行うことで、メタリックカラーに仕上げることができる。

 専用箔は、金と銀の2種を用意。用紙サイズは、210×148mm(最小)〜330×660mm(最大)に対応。また、紙厚は、0.15〜0.45mmまで対応できる。

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