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圧着Dm.net、両面可変印字に対応

基本情報をまとめた新サンプルも作成

 「送り先に合わせて表面の宛名だけでなく、中面の情報も可変するDMを作りたい」。圧着Dm.netは、このような両面可変印字のニーズにも対応する圧着DM専門のネットショップ。月産700万通以上の圧着DM生産能力を誇る(株)メイセイプリント(本社/愛知県北名古屋市、渡辺達也社長)が運営している。印刷会社の仲間専門で事業展開する同社はこのほど、印刷営業が「両面可変印字」をクライアントに提案する際に、参考となる基本情報をまとめたサンプルを作成し、印刷会社の営業との情報共有を行っていく考えだ。

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両面可変印字圧着DMのサンプル


可変QRコードのニーズが増加

 圧着Dm.netの奥村啓介課長は、昨今の傾向として「両面可変印字の注文が目に見えて増えてきた」と話す。昨今はIDやパスワードだけでなく、QRコードの可変印字がとくに顕著に増えているようで、形状も「通常の2つ折りの注文が圧倒的に多い」(奥村課長)。開封率をアップするための戦略として、見た目にインパクトのある形状のDMが流行っていた時期もあったが、現在は「原点に帰っている。外見よりも、QRコードなどレスポンスが分かりやすい仕掛けをしたDMが好まれる傾向にある」(奥村課長)。

 このような昨今の状況を踏まえ、メイセイプリントはこのほど、「両面可変印字+圧着DMを営業ツールに加えていただきたい」との思いから、印刷会社の営業がクライアントに両面可変印字を提案する際に必要な基本情報をまとめたサンプルを作成。展示会などで配布するほか、既存の取引先には内容をメールで一斉送信した。今後はWebにも内容を掲載し、印刷会社の営業との情報共有を行っていく。
 
 「両面可変印字について、注意点や弊社によく問い合わせがある内容をQ&A形式でまとめている。営業マンがクライアントとの打ち合わせの際に、できるだけスムーズに話が進行するように、基本情報を中心に主だった内容を抜粋して掲載している」(奥村課長)

 これまでクライアントに両面可変印字の提案をする際に、相手からの質問の受け答えに時間を割いてしまうことがあった営業マンも、このサンプルの内容を事前に確認しておくことで、よりスムーズに商談を進めることができそうだ。

 「製造先には、ぜひ圧着Dm.netを活用していただきたい。メイセイプリント直営であるため、安心して注文していただくことができる」(奥村課長)


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https://acchaku-dm.net
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可変印字の検査体制にも自信

 圧着Dm.netは、可変情報を含めた圧着DMの印字から投函までを一貫して受注可能。検査カメラ搭載のLED-UV両面宛名印字機により、両面可変印字を実現している。3台の検査カメラを搭載しているため、表面と中面の個人情報の内容のズレを人の目ではなく、システムとしてチェックする。

 「圧着Dm.netは低価格を実現するネット通販でありながら、高品質な商品を提供することを心掛けている。また、メイセイプリントはセキュリティ設備を充実させており、出荷もセキュリティ便を用いて強化している」(奥村課長)

 印字は8インチまでに対応し、最大A4-6P展開印字も可能。より広い範囲のバリアブル印字が可能となっている。

「分かりやすさ」と「使いやすさ」で差別化

 圧着Dm.netの特長の1つとして挙げられるのはサイトの「分かりやすさ」である。「圧着DMには多くの種類があり、同じ仕様でも会社によって呼び方が異なるものも多い。これによる間違いやユーザーのストレスをなくすため、商品ごとに折り方などの動画を貼り付けている」(奥村課長)。商品の納期などについても「○営業日で出荷」という表示ではなく、具体的に「○月○日に出荷」と自動表示される分かりやすい仕組みとなっている。

 また、2つ目のテーマとしているのが「使いやすさ」。各商品ページが大きく見やすいレイアウトになっており、価格表内の希望の部数・出荷日に該当する料金をクリックすると、即座に発注用フォームに移動する。また、宛名印字を付け加えた場合の価格表へワンクリックで切り替わるため、画面を切り替えなくても印字付き料金が確認できる。さらに、細かい仕分けやミシン加工も、改めて見積り依頼をする必要なく、発注用フォーム内で選択することで、追加の価格・納期が自動表示される。

 会員登録すれば、マイページから進捗管理や履歴が閲覧できるほか、急ぎで見積書が必要な場合は、注文内容での見積書が自動で作成できる。奥村課長は「会員登録には多少の手間が掛かるかも知れないが、使い勝手が非常に良くなる」ものとして、会員登録しての圧着Dm.netの活用を呼び掛けている。

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