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IGAS2022レポート(3)

コニカミノルタ、デジタルラベルの最上位機種

 コニカミノルタジャパンは、2023年春発売予定の高速デジタルラベル印刷機「AccurioLabel 400」を国内初展示した。

 AccurioLabel 400は、デジタルラベル印刷機「AccurioLabelシリーズ」初のハイエンドモデル。毎分39.9mという高速印刷に加え、ジョブに対する連続印刷距離が3,000mに拡大したことで、大量印刷時でも用紙差し替え時間が短縮されるとともに、用紙のロスも削減することができる。

 また、プロダクションプリント機で高い評価を得ている自動品質最適化ユニット「インテリジェントクオリティーオプティマイザー」をラベル印刷に対応させた「IQ-520」として標準装備。キャリブレーション、濃度調整の自動化のほか、印刷中リアルタイムに色濃度、カラーレジストレ―ションの補正を実施するなどスキルレスで安定した品質を提供する。

 さらに同機は、新開発の白トナーの搭載が可能。コニカミノルタが開発した白トナーは、高い隠蔽性を持ち、追い刷りなしの処理でフィルムやアルミ蒸着紙への印刷に対し、透けることのない下地を形成する。また、プレヒーターを2つ追加することで、5色印刷でも安定した定着性を確保し、アプリケーションの拡大をサポートする。


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AccurioLabel 400

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白トナーを搭載するこでフィルムなどにも高品質な印刷が可能


ART×TECH、デジタル印刷技術と表現力の融合

 「Smart Factory Zone」の新たな試みとして「ART×TECH」をテーマに、デザイナーとのコラボ展示が行われた。

 セッション会場横に設置された展示エリアでは、デザイナーズブランド「fair enough」とプリンターメーカーのコラボレーションによる印刷の可能性を最大限に表現したコスチュームが展示された。

 展示されたコスチュームは、「風景画-HUUKEIGA-」(協力 SCREEN GA)、「役者絵-YAKUSHAE-」(協力 キャノンMJ/グラフテック)、「江戸文字-EDOMOJI-」(協力 KOMORI)、「武者絵-MUSHAE-」(協力 コニカミノルタジャパン)の4作品。どのコスチュームも最新のデジタル印刷技術とクリエイターの創造性が融合した作品となっている。


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「武者絵-MUSHAE-」

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AccurioJet KM-1eとJETvarnish Evoltion+iFOIL Lの印刷加工技術とデザイナーの表現力が融合

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