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IGAS2022レポート(2)

エスケイセールス、段ボール箱製造機に新製品

 (株)エスケイセールス(埼玉県富士見市、岡本武俊社長)は、段ボール箱製造機の新製品「AUTO BOX AB310」を紹介した。

 同製品は、イギリスのコルブスグループ企業であるKOLBUS AutoBox社のニューモデル。工具無しの素早い自動セット(タッチパネル)が可能で、縦・横のスリット、折り目などを付けることにより、ラインカット/クロスカット/筋付け/スロットなど、バラエティーに富んだ段ボール箱を作ることができる。100種類以上の箱の形状をメモリーとして記憶。箱の形状の番号を選択し、段ボールシート幅、最小100mm~最大2,600mm及び各寸法を入力すれば、多様な種類とサイズの段ボール箱を自由に製作できる。

 スピードは最大100m/分まで可能で、さらにインラインでデジタルプリントと糊付け(各オプション)が可能。シングル、W層だけでなく、トリプル層の段ボールシートも加工できる堅牢性、高い加工精度と生産スピードを実現している。


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工具なしの素早い自動セットが可能な「AUTO BOX AB310」に注目が集まった

ダックエンジニアリング、新ブランクス検査装置

 ダックエンジニアリング(株)(本社/京都市南区、氷上好孝社長)は、京都精工の搬送機にDACの次世代検査装置「Prenity」を搭載した最新ブランクス検査装置を紹介した。

 同検査装置は、特許の独自紙送り機構により、150m/分の高速搬送を実現しながらも、搬送ブレによるジャムの心配もなく、高精度に「抜け」のない検査が行える。ブランクスの複雑な形状や多様な寸法に対応するほか、検出回路のカスタマイズにより、オフセット印刷で発生するコスレ傷、シートエッジの欠陥、特定色検出にも対応が可能。

 また、オペレーターの技量を選ばないのも特徴。目視検査の担当者が半日程度の研修でオペレーターになっている事例も少なくないという。外国人でも簡単に操作できるため、現場のシフトが組みやすくなり、人手不足の解決にも効果を発揮する。


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京都精工の搬送機にDACの次世代検査装置「Prenity」を搭載している

swissQprint、Nyala4をネオンインクで実演

 swissQprint Japan(株)(本社/横浜市港北区、大野透社長)は、フラットベッドプリンタ「Nyala4」を出展。アイキャッチな特殊効果を得られるUVプリント用ネオンインクのネオンピンク、ネオンイエローを中心とした実演で来場者の注目を集めた。

 「Nyala4」は、最大解像度1,350dpi、最大出力206平米/時を実現。多機能性、作業効率の高さ、そして何よりも高プリント品質が大きな特徴で、最先端のプリントヘッド技術とswissQprintテクノロジーよる高い液滴着弾精度が基盤となっている。


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アイキャッチな特殊効果を得られるUVプリント用ネオンインクを中心に実演

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