after drupa 2024|swissQprint、最新UV IJプリンタをフルラインアップ
多彩なメディアで出力デモ〜「Kudu」の自動化オプション発表
swissQprintは、drupa2024において、同社の最新UVインクジェットプリンタをフルラインアップで展示した。ヨーロッパで1500台以上の販売実績を誇るフラッグシップモデルのUVフラットベッドプリンタ「Nyala4」、ロールtoロールプリンタ「Karibu2」、新ハイエンドプリンタ「Kudu」は、自動化のニーズに対応して自動排出機構のアンローディングオプションを搭載して実演した。隣にはZUNDがブースを構えており、出力物を効率的にカッティングするコラボレーション展示で効率化を提案した。
同社は今回のdrupa2024を、8年前のdrupa2016からの成果を発表するチャンスと捉え、最新のUVインクジェットプリンタをフルラインアップで展示し、生産スピードはもちろん、セッティングの容易さ、優れたハンドリング、圧倒的な印刷品質を世界に見せつけた。
また、多数のプリントサンプルを展示したアプリケーションギャラリーでは、ネオン(蛍光インク)やテクスチャーのプリント、3D効果、見当精度100%のマルチレイヤープリントなど、多くの心動かすプリントサンプルを展示した。同社国内子会社であるswissQprint Japan(株)の岡部則之氏は「Nyala4では今回、油絵調の画像を出力しているのも見どころの1つ」と説明した。
販売実績No1のフラッグシップモデル「Nyala4」
同社オリジナルモデルのOryx、Impala、Nyalaは、現在第4世代に突入している。フラッグシップモデルであるNyalaは9年続けて、欧州で最も多く導入されているプリンタとなっており、まさに「フラットベッドプリンタ界のヨーロッパチャンピオン」と言えそうだ。すべてのプリンタはモジュラー形式であるため、様々な需要に対して最適なソリューションを構成することが可能である。
Nyala4には、最高級のプリント品質、マルチ機能、効率性が共存しており、出力品質に関して、これまで見たことのないような高い品質を実現している。最大1,350dpiの解像度でプリントが可能だ。岡部氏は「Nyalaはヨーロッパのワイドフォーマットプリンタの販売台数統計において、同クラスで長年にわたり連続1位を獲得している。これほどコストパフォーマンスに優れ、競合他社に差をつけることができる製品は他にない」と同製品の機能に自信を示した。drupa会期中は世界中のグループ会社並びに代理店担当者がブースで説明にあたっており、日本ではないが、ブース取材直前にも契約が決まったようだ。