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ピツニーボウズジャパン、画期的な効率化ソリューション提案

全国3会場で製品展示会200社・300名の来場で賑わう

 ピツニーボウズジャパン(株)(本社/東京都品川区、田邉卓也社長)は今年10月から11月にかけて、名古屋、福岡、大阪の全国3会場で製品展示会「Pitney Bowes Fair 2024」を開催し、総勢200社・300名の来場者で賑わいを見せた。展示会では、業務のキカイ(機械)化で新たなキカイ(機会)の創出を!をテーマに、人手不足の解消と業務効率化を目指した最新機器を幅広く紹介し、郵便物の封入封かんから発送に至るまでのバックオフィス業務を支援する効率化ソリューションを提案した。

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各会場ともに多数の来場者で賑わった


 名古屋会場(10月24日・名古屋国際センター)では、今年7月に東京で発表された最新デジタル郵便料金計器と少量から大量までの封入封かん作業を自動化するインサーター「Relay」シリーズが展示され、多くの来場者の関心を集めた。

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多彩なインサーターのラインアップを展示


 「Relay8000」は、大規模な発送処理向けに設計されており、月間耐久性が最大20万通、毎時最大5,400通の処理が可能なため、正確性と生産性を兼ね備えている。また、「Relay6000」は、中規模の発送ニーズに対応し、コンパクトな設計で高いパフォーマンスを発揮することで評価されている。


 福岡会場(10月31日・JR博多シティ会議室)は5年ぶりの開催となり、40社80名の来場者で賑わった。特に受託業務を行う企業が数多く参加したため、帳票の設計・編集・出力を効率化するツール「OL Connect」が注目を集め、来場者から詳しい運用方法についての説明を求められる場面が多く見られた。


 「OL Connect」は、帳票のデザインや処理プロセスを自動化し、企業の業務フローの最適化に大きく寄与するツールである。実際の運用を検討している企業も多く、展示会を通じてその導入効果を確かめる場として利用されていた。


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帳票の設計・編集・出力を効率化する「OL Connect」のワークショップ


 また、同会場では理想科学工業(株)の高速インクジェットプリンター「オルフィス」も出展され、Relayシリーズとの相性に関心が集まった。ある受託企業は、請求書の出力に現在5日間で約2万通を処理しているが、オルフィスを導入することでその処理時間を半減できる可能性に期待を寄せていた。この企業では、出力時間の短縮により新たな受託案件の対応が可能になり、ビジネスの拡張が見込まれるとして、Relayの2台目とオルフィスを2〜3台導入する計画も検討していると述べた。こうした受託企業からは、業務の効率化に対する期待が非常に高く、「OL Connect」が効率化ソリューションとしてしっかりとニーズに応える形になっているとの評価があった。


 さらに、「Relay8000」と「Relay6000」が出展され、具体的な活用例として、健康診断結果の帳票処理や自治体向けの帳票ソリューションが紹介された。自治体のソリューションでは、税金やふるさと納税関連の帳票に対応したものが展示され、また、健康診断用にはA3二つ折りの帳票に対応し、選択封入を行う機能もアピールされた。来場者はこうした具体的な運用例に興味を示し、自社での活用に向けた相談が相次いだ。


 そして大阪会場(11月7〜8日・アットビジネスセンター大阪本町)では、数多くの既存顧客や新規顧客、パートナー企業が集まり、展示会は終始和やかな雰囲気の中で進行した。とくに自治体向けの帳票ソリューションが注目され、来場者からは「税やふるさと納税に関する帳票を扱う際の効率化方法」や「帳票フォーマットの共通化にともなうバーコード配置の方法」についての具体的な質問が寄せられた。また、福岡会場と同様、「OL Connect」には高い関心が集まっていた。


 さらに、インサーターを用いたバーコード付き封入封かんの仕組みは自治体業務におけるデジタル化や標準化に対応した効率的なソリューションとして大いに評価されていた。


 今回の一連の製品展示会全体を通じ、ピツニーボウズジャパンは最新の製品ラインアップを通じて、業務効率化に貢献するソリューションを提供した。とくに「Relay8000」「Relay6000」、「郵便料金計器」、「OLConnect」が来場者から高い評価を受けた。企業が抱える効率化と生産性向上の課題に対し、同社の製品が具体的な解決策を示すものとして、今後のさらなる展開が期待されている。


 なお、同社は2025年、「バックオフィスDXPO」などを中心に、全国各地で8つの展示会への出展を予定。新規案件の拡大を目指す。

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