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FFGS、圧倒的な組版機能と高生産性 - バリアブル印刷ソフト「FormMagic」

紙DM制作の効率化機能強化

外字管理とバルク仕分け

 FormMagicは2003年の発売以来、印刷会社の高度な要望に応えながらバージョンアップを重ね、現在900本の導入実績を持つ。最新バージョン5.1では、DM制作の現課題に着目し、これまでの機能を継承しながら、バリアブルDM制作の効率化を実現する機能を新たに追加。入稿された原稿データの効率的なチェックが可能になったほか、とくにナーバスな外字の取り扱いの簡素化は、ユーザーに大きなメリットをもたらす。

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原稿チェック

 大量のDM制作において最も注意が必要な外字の取り扱い。例えば、自治体からDMを請け負う印刷会社では、発送先リストとともに「外字ファイル」が入稿されてくる。この外字ファイルは自治体ごとに仕様が異なるため、ここで事故が起こる可能性がある。

 そこでFormMagic最新バージョンでは、それぞれの外字ファイルを紐付ける新機能を搭載。複数の自治体からの受注があっても、ひとつの端末内で外字ファイルを切り分けて間違いなく、確実に、簡単に管理できる。

 そこで、2025年5月に「戸籍振り仮名の法制化」が施行されるのはご存じだろうか。現在、戸籍には氏名の振り仮名が記載されていないため、管理が困難な状況にある。これを行政事務のデジタル化を推進するにあたって、事務処理の負担を軽減することが狙いとされている。これにともない「あなたのふりがな、合ってますか」という通知を全国民に郵送されるという。この段階で通知物の業務委託が発生するわけだ。現段階で詳細な情報はないが、各自治体から地場の印刷会社に業務委託されるようだ。

 「このようなジョブをサポートが切れているソフトで処理するわけにはいかない。これをきっかけに外字管理に長けたFormMagicへの置き換えが進むことを期待している」(佐々木部長)


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外字印字環境構築の簡便化

 さらに機能追加されたのが郵便番号ごとのバルク仕分け処理。DMを郵便番号ごとに仕分けて結束することを「バルク仕分け」と言う。2,000通以上のDMを一度に送る場合、このバルク仕分けを行うことで郵便料金の割引が適用される。クライアントがDMにかける費用のおよそ半分が発送料金であることから、DM制作では必須の作業となっている。FormMagic5.1では、入稿データをバルク仕分け向けに自動変換する機能を追加しアクセスなどのデータベースソフトでの情報処理が必要だったバルク仕分けが、スキルレスで対応できるようになっている。

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バルク処理


 FormMagicの本体価格は120万円(税別)。年額のサブスクリプション方式は36万円(税別)となる。さらに、同社PODユーザー限定で、月額プランも販売しており、ユーザーのPOD事業におけるバリアブル需要創出を後押ししていく考えだ。

 「月額プランなら年賀状などをはじめとする季節性のあるジョブにも柔軟に対応でき、仕事量が増えれば買い取りに切り換えることも可能。既存ユーザーならば『1月だけ増設』という利用もできる」(佐々木部長)

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