ホリゾン、後加工視点で自動化提案〜HSFをpage2022で再現
(株)ホリゾンは、先頃開催された「page2022」において、「つながるFactory Automation」をテーマに掲げ、パートナー企業の最新デジタル印刷機とホリゾンの後加工機をインラインで接続したシステムを実機展示し、昨年10月に「Horizon Innovation Park」(滋賀県高島市)において開催されたファクトリーオートメーションのオープンイベント「Horizon Smart Factory(HSF)2021」の展示システムの1部を再現して紹介した。
今回、「page2022」の展示システムを中心に、同社のポストプレス製品群が実現するファクトリーオートメーションやSDGs、脱プラといった取り組みを視野に入れたシステムなどを紹介する。
「つながる」を可能とするシートバッファモジュール
今回、同社ブースでは、コニカミノルタジャパン(株)、リコージャパン(株)、理想科学工業(株)の3社のデジタル印刷機をホリゾンの各種後加工機をインライン接続した多彩なシステムで実演を披露した。このプリンターインラインシステムを可能としたのが、新製品として正式リリースされたホリゾンのシートバッファモジュール「SMB-100」だ。

インラインプリンターシステムの基本構成としては、デジタル印刷機と各種後加工機の中間に「SMB-100」を連結。デジタル印刷機で出力された用紙は、一時的に「SMB-100」内に集積され、その後、後加工機の処理速度に合わせて給紙を行う。これにより印刷後の後加工をオフラインではなく、インラインによるワンパス処理が可能となる。
デジタル3機種と後加工機をインライン接続
コニカミノルタジャパンのデジタル印刷機「AccurioPress C14000」では、「SMB-100」を介して型抜き機「RD4055+CSD-40RD」、さらに自動帯掛けロボットをインライン化したシステムを構築し、名刺の印刷からカット、帯掛けまでの自動化を実現するプリンターインラインダイカットシステムとして提案。さらに同システムには、ダックエンジニアリング製の検査装置を搭載し、印刷汚れやカットズレなどの欠陥をリアルタイムで検出する機能を付加している。
リコージャパンのデジタル印刷機「RICOH Pro C7210S」では、「SMB-100」を介して、シートカット&クリーサ「SmartSlitter」をインライン化システムにダックエンジニアリング製の検査装置を加え、印刷から検査、加工までの流れを自動化するシステムを紹介。さらに同システムの最終ユニットには、集積装置「CSD-40」がインライン接続されており、これによりピッキング作業の負荷低減を図っている。

理想科学工業の「VALEZUS T2100」では、「SMB-100」で集積された本身をロボットアームで製本機に自動投入し、印刷から製本、断裁までの工程を自動化するロボット投入無線綴じ製本システムを紹介した。

後加工機メーカーとして脱プラやSDGsに貢献
さらに同社ブースでは、SDGsや脱プラなど昨今の社会的なニーズに貢献する生産ラインとしてロータリーダイカットインライン折機システムを参考製品として紹介した。

同システムは、型抜き装置「RD-N4055」、分離装置「SPC-N4055」、紙折機「AFV-564SA」、プレススタッカー「PST-44」で構成された自動紙ファイル作成ライン。用紙をA4ファイルのサイズに型抜きし、分離装置を経由してのり付け後、紙折機で折加工を行い、プレススタッカーでプレス・スタックして紙製ファイルとして仕上げていく。
同社では、環境配慮への気運が高まる中、プラ製クリアファイルに代わる商材として脱プラやSDGsに貢献する生産システムとして提案している。