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緑屋紙工、角形ガゼット貼り封筒を提案〜角2、A4、窓付きにも対応

 緑屋紙工(株)(本社/大阪市平野区、薮野浩明社長)は、3月10日と11日の2日間、ポートメッセなごやにおいて開催された第57回光文堂新春機材展「PrintDoors2021」に出展し、好評のガゼット貼り封筒などをPRした。

 同社のガゼット貼り封筒は希少な角形2号、角形A4号、また窓付きにも対応することで差別化を図っている。ガゼット貼り封筒とは、厚みのある内容物もすっぽりと収まるように側面に「マチ」のある封筒のこと。さらに同社のガゼット貼り封筒は角底袋にもなるため、厚めの資料や冊子、物品などもきれいに封入でき、定形外郵便(規格内)、クロネコDM便、ネコポスなどで発送できる。

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厚みのある内容物も収まるガゼット貼り封筒


 
 さらに同社のガゼット封筒は小ロットに対応していることも特長で、薮野社長は「ガゼット貼り封筒の機械は大型のものが多く、通常、数万通以上の大ロットでないと手内職になってしまい、コストも割高になってしまう。そこで当社では1万通程度の小ロットに対応するガゼット貼り封筒の機械を導入し、小ロットのニーズに対応している」と説明する。1枚あたり約35円の低価格を実現しているという。さらに昨今の海洋プラスチック問題に配慮し、紙の緩衝材も用意している。

 また、通常の角底封筒は厚みが一直線でないためオンデマンドプリンターは通らないが、同社のガゼット貼り封筒はオンデマンドプリンターに通すことができるため、印刷会社が購入後、自社で後刷りできるというのも特長の1つだ。さらに窓付き封筒についても、窓の部分をPET素材にすることで、オンデマンド印刷に対応する。薮野社長は「昨今は個人情報保護の関係があるので、ガゼット貼り封筒についても、窓付き封筒の需要はあると考えている」としており、これまで市場になかったガゼット貼り封筒の窓付き封筒を世に送り出していく考えだ。

 既製品としては角形2号、角形A4号、マチ幅20mmの窓付き封筒を用意しているが、封筒幅を狭めることでマチ幅を厚くすることや、窓の位置やサイズを変更するなど、別注にも対応している。主に、発送業務の多い企業、会員数の多い事業者、ネット通販事業者、ネットオークション出品者などの配送コスト削減に大きく貢献する封筒として展開している。

別注・オリジナル封筒などのラインアップも

 同社は大阪で封筒の製造加工一筋に58年の歴史を刻んできた企業。その中でも別注封筒に特化し、様々な形状・仕様や他社では貼れないような特殊紙などに果敢に挑戦を続けてきた。そして現在では、「(おそらく)日本一何でもできる封筒屋」をモットーに、全国各地から様々な封筒の仕事を受注拡大している。自社工場内での一気通貫はもちろん、特注仕様での加工の手配や紙の選定・提案なども含めて別注封筒に関わる業務を展開している。

 PrintDoors2021では、ガゼット貼り封筒のほか、別注・オリジナル封筒のラインアップをはじめ、お年玉袋よりも小さい「プチブクロ」、封筒型の「名刺de封筒」、オンデマンド印刷機にも通すことができる窓付き封筒「オンde窓封筒」などもPRし、来場者の関心を集めた。

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