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プリントパック、印刷で日本を元気に 世の中をもっと幸せに

手軽に印刷物の発注ができる世の中へ 〜 印刷業界全体の発展に努力

 「印刷で日本を元気に 世の中をもっと幸せに」。これは印刷通販No1ブランドとして躍進する(株)プリントパック(本社/京都府向日市、木村進治社長)が掲げるビジョンである。昨年6月には開設18周年・創業50周年を迎え、「総額5億円 大感謝還元キャンペーン」を実施。長年の印刷業界への感謝の気持ちを示した。「徹底したコストダウンによる安さはもちろん、最高の品質、より使いやすいサービスにより、誰もが手軽に印刷物を発注できる世の中をつくるのが当社のミッション」(木村社長)。印刷通販のリーディングカンパニーとして、印刷通販という事業を通じて印刷業界全体の発展のため、一層の貢献に努めていく考えだ。

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京都本社の社屋外観

 創業から半世紀。オフセット印刷の焼付で創業した同社は、カラー製版などを生業とする製版会社として、地元京都で印刷業界からの信頼と実績を積んできた。そして2002年、印刷通販事業「プリントパック」を開始。同事業は飛躍的に成長し、今では従業員数1,000名超、売上高340億円(2020年4月期)規模の企業に成長している。

 登録ユーザー数は2021年に150万名を突破。累計での注文も2,500万件を超えるなど、言うまでもなく、印刷通販業界No1の実績だ。その飛躍的な発展の最大の理由となっているのは、ユーザーに「安さ」で貢献してきたことに間違いないだろう。「私たちは創業からこれまで、常に『ありがとうと感謝される安さ』を目指してきた。徹底したコストダウンの追求は、『安さは社会貢献』であるという信念からくるものでもある」と話す。

コストダウンを追求するための様々な取り組みを実践

 では、その「安さ」はどのように実現しているのだろうか。まず、プリントパックでは、データチェックから印刷、加工、出荷までのすべてを自社内で行う「自社内一貫生産体制」を採用している。独自の「量産印刷モデル」により、印刷商品における内製化率は99%を超える水準にある。

 各地工場は目的性とフレキシビリティを備えており、例えば、京都伏見工場は製本加工の専用工場として特化した役割を担い、関東柏工場は新たな商品や製造モデルを確立するための戦略拠点の役割を担うなど、各工場がそれぞれの目的性を備えつつ、その時々の状況やニーズにあわせてフレキシブルに稼働している。

 「全国をつなぐ有機的ネットワークにより、お客様のあらゆるニーズにお応えできる最適な体制を実現している。日々改善と拡張を続け、一層のクイックレスポンスを実現した」
 
 また、付け合わせ印刷による、徹底したコストカットも「安さ」を実現する大きな要因となっている。

 同社が採用している付け合わせ印刷は、異なる8件の注文を割り付けている。トラック運送でいうなら「混載便」と同じイメージだ。無駄のない付け合わせ印刷を実現するには一定数以上の発注があり、組み合わせを選べることが必要となるが、プリントパックには全国から毎日様々なロットの注文があるため、その実現が可能になっている。

 「当社では、質の高い印刷物をより安く、よりスピーディに提供することでお客様の『ありがとう』に貢献していくことを常に追求しています」

最新設備を「場」と「用途」に合わせてカスタマイズして導入

 全国の工場には、業界随一の最新鋭印刷機・加工機を多数配置。危険度の残る設備には独自の安全機能を備え、高品質な印刷物を安全、かつ安定的に生産できる体制を整えている。そして、特筆すべきはプリントパックでは、新しい設備を導入する場合、「場」と「用途」に合わせて機器をカスタマイズして導入していることだ。

 「当社では新たな設備を導入する場合、既存の機器をそのまま採用するのでなく、実際に使われる場や用途に合わせてカスタマイズした上で導入している。同じ用途であっても、現場の状況によって必要とされる機能は異なる。それぞれのニーズに対応する設備を整えることは、高品質な印刷物を安い価格で安定的に生産するために欠かすことはできない」

 さらに、最先端技術をいち早く導入して高い生産性を維持していることも、プリントパックの強みと言えるだろう。

 「例えば、これまで複数の工程を経ていた製本作業を1台で担うことができる最新機器を導入したり、倉庫の棚から自動で重い紙を運び出すロボットを導入して現場の人間の負荷を減らすなど、先端技術を積極的に採用している。すべてはお客様により安く、スピーディに印刷物をお届けするためだが、社員が働きやすい快適な作業環境づくりにもつながっている」
 
 さらにコロナ禍においては、積極投資した機械の整備に毎日多くの時間を投入するとともに、全国に40台を超えるすべてのオフセット印刷機の品質標準化チェックを週に一度継続して行うなど、印刷業界の顧客から求められる品質に応える努力を続けている。

 すべての人にとってプラスとなる投資を惜しまないのが、プリントパックの特徴となっている。

注文前から納品後まで安心できる独自のシステムを採用

 また、実際に注文する前から納品まで安心できるシステムを採用していることもプリントパックの特徴である。印刷データのチェックは注文後というのが従来のインターネット印刷通販の常識であったが、プリントパックでは、独自開発による「クイックデータチェック」を導入し、注文前にWeb上で仕上がりの体裁まで確認できる画期的サービスを実現している。また、満足いかなければ納品後でも返品できる業界唯一の「完全返品保証(キャンペーン)」により、初めてのユーザーでも安心して注文できるシステムを採用している。
さらに、インターネットやPC操作に不慣れなユーザーでも安心して利用できるように、注文後の不安や不明点なども直接相談できるフリーダイヤルでの窓口を設置。常時オペレーターを大幅に増員し、スムーズな対応ができるよう継続的な体制強化を進めている。

人・地域・社会に広がる貢献事業を推進

 また、プリントパックでは事業活動を通じた社会貢献に加えて、地域の経済・文化の発展や障がい者などが活躍できる社会づくりに貢献するための様々な取り組みを行っている。

 そんな中、昨年は新型コロナウイルスに対する対応として「がんばろう! 飲食店応援委員会」を立ち上げ、「持ち帰り」「宅配」用などのポスターの無料配布を実施した。また、派遣社員を含む全従業員と同居家族、および顧客への「使い捨てマスク」を配布・進呈。さらにイベントが中止になったすべての発注顧客を対象に、キャンセル料を無料にする「特別対応」などを実施するなど、コロナ禍において印刷会社としてできる限りの社会貢献活動を実施した。これらの取り組みは、プリントパックだけでなく、印刷業界全体の社会からのイメージアップにもつながっていることは間違いないだろう。

 印刷通販のリーディングカンパニーとして、自社のみならず、印刷業界全体の発展に努力するプリントパック。京都を代表する印刷会社の1つである。

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