挑戦と革新の1年[エコスリージャパン 岡本勝弘社長]
社名変更から続く成長の歩み
「社名変更して2年目の年となり、引き続きブランディング活動は積極的に行った。お客様にも『エコスリージャパン』という社名に馴染んでいただけてきていると実感している。2024年もブランディングとプレート販売やFAシステムの販売に注力した1年だった」と昨年を振り返る岡本勝弘社長。2025年は同社のコアビジネスであるオフセットプレート事業・インクジェット事業ともにさらなるシェアアップを目指したいと意気込む。エコスリージャパンとして勢いをつける同社のビジネス計画について語ってもらった。
2024年はコロナ禍からの回復は果たしつつあるが、ロシア・ウクライナ戦争によるエネルギー価格の高騰などによる世界的な物価上昇やパレスチナ問題などの地政学的リスクなど、新たな課題に直面している。また、為替相場も円安が続き経済全体のバランスが崩れている印象である。今後の為替動向は日本経済の回復にとって重要な要素といえるだろう。
こうした社会・経済状況は例外なく印刷業界にも大きな影響を与えた。紙の内需もピーク時に対して4割程の水準で印刷需要も縮小している。追い打ちをかけるかのように原材料高騰が続き、印刷業界は非常に厳しい局面を迎えている。我々メーカーも印刷会社も変化の激しい時代の先端に立てるように今までのような考え方を改め、時代に合った新しい定義の中で仕事をしていく必要があると改めて感じている。
こうした社会および業界動向の中で、弊社はECO3ブランドになってから1年が経過した。地道な営業活動、ブランディング活動のおかげでお客様にエコスリージャパンという社名が少しずつ浸透してきているのではないだろうか。ブランディングはイベントのような一時的なものではなく、継続していくことが重要である。2025年もより一層ブランディング活動に注力していきたいと思っている。