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印刷通販スマートプリント、国府印刷社との連携強化〜今秋に「Valuable Print」開設へ

 印刷通販とリアル店舗の連携により、きめ細かくユーザー支援する「印刷通販スマートプリント」は、クロスフィールド(株)(本社/東京都千代田区神田紺屋町13山東ビル1F)が運営するサービス。9月末まで、2022年7月に東京・秋葉原にオープンしたリアル店舗「プリント工房 スマートプリント」の1周年記念キャンペーンを実施した。本年はグループ会社の(株)国府印刷社(本社/福井県越前市、有定耕平社長)との連携も強化し、印刷通販スマートプリントでの「色こより綴じ」の取り扱いを開始。リアル店舗では「エコファイル」や「きらめき箔」などのオリジナル製品の受注も開始している。


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「Valuable Print」に期待する有定社長


 印刷通販スマートプリントは2016年、「安い、早い、きれい 印刷物をカンタン注文!」をコンセプトに開設。名刺やチラシ、カタログなどの商業印刷物全般をはじめ、大判ポスターやバナースタンド、包装紙印刷など、幅広い商品を取り扱う。合紙・お試し印刷など、充実したオプションを特長としており、ユーザーからは簡単に注文できるユーザビリティー、すぐにつながる電話サポートなども評価されている。

 フライヤー・ポスター印刷を対象にした「100枚合紙」は、100枚ごとに青やオレンジなどの色紙を挟み込んでいるため、手元に届いた際にパッと見ただけでおおよその部数が把握でき、作業効率の向上につながるとユーザーからも好評のサービス。また、運営会社のクロスフィールドは元々デザインを得意とする会社であるため、印刷だけでなくデザインから任せることもできる。

 昨年7月にオープンしたリアル店舗では、秋葉原という土地柄のため、ゲームやアニメキャラの制作会社などのユーザーが増えている。国府印刷社の有定耕平社長は「レーザー加工機とUVプリンターがあるため、キャラクターのポストカード、キーホルダー、ステッカー、アクリル、キャラクタースタンド、ポスター、トレカなどの引き合いが増えている」と話す。

 今年9月末まで実施した「プリント工房 スマートプリント」の1周年キャンペーンでは、大判ポスター出力を全サイズ20%オフ、カラー名刺は100枚で税別1,000円。さらに、5,000円以上の注文でスマホのスタンドキーホルダーをプレゼントした。

 「この1周年は、オープンからこれまでに来店してくださった皆様のお陰と心より感謝している。これからも『わかりやすく親切!スピーディーな対応!安心して相談できる店』として、日々精進していきたい」(有定社長)

 また、「すぐに欲しい」という短納期ニーズに対応し、店頭引き取りで最短30分にて商品を手渡せるサービスも実施(要事前予約)。一般的な印刷通販ではできないサービスとして、差別化を展開している。

「色こより綴じ」「エコファイル」「きらめき箔」などの取り扱いを開始

 クロスフィールドのグループ会社・国府印刷社では、「色こより綴じ」「エコファイル」「きらめき箔」など、環境にやさしく付加価値の高い様々なオリジナル商品を生み出しているが、「印刷通販スマートプリント」では、国府印刷社との連携を強化し、これらの取り扱いを開始している。


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https://www.smart-print.jp

 まず、針金でなく和紙のこより(水引)で製本する中綴じ「色こより綴じ」については、「印刷通販スマートプリント」ですでに取り扱いを開始している。「通販サイトを閲覧して興味を持っていただき、電話などで問い合わせが入ることが多いが、通常の中綴じよりは価格も高いので、特徴やメリットについて丁寧に説明するようにしている」(有定社長)。すべて紙としてリサイクルできる冊子で、サイズも通常のパンフレットのようなものから名刺サイズのミニサイズまで用意している。

 また、リアル店舗の「プリント工房 スマートプリント」では、「エコファイル」「きらめき箔」の製品サンプルを展示し、注文を受けている。

 「プリント工房 スマートプリント」で作成するエコファイルは、針金なし・糊なし・加熱なし、の完全に「紙だけ」でできている脱プラ・エコ仕様の製品。これも通常のクリアファイルのサイズだけでなく、名刺サイズも用意。有定社長は「中に数枚の会社案内パンフなどを入れることができる」と活用方法について説明する。そして、「きらめき箔」は、デジタル箔による高品位メタリック表現を小ロットでも可能にするもの。名刺やハガキ、卓上カレンダーなど、様々な用途に活用することができる。

 有定社長は「将来的には印刷通販スマートプリントにおいても、エコファイルやきらめき箔を取り扱えるようにサイトの更新をしていきたい」と話している。

ギフト・ショー、P・Iショーで実用的な活用方法を提案

 国府印刷社は、9月6日〜8日まで東京ビッグサイトで開催された「東京インターナショナル ギフト・ショー」の福井県ブース、ならびに10月4日〜6日まで東京・池袋のサンシャインシティで開催された「プレミアム・インセンティブショー(P・Iショー)」に出展し、「色こより綴じ」「きらめき箔」「エコファイル」などを紹介した。

 有定社長は「東京のギフト・ショーは福井県の企業12社のうちの1社として出展した。当社のオリジナル製品の、より実用的な使い方を提案し、イメージしてもらえるような展示を考えていきたい」と話す。そのうちの1つとして、きらめき箔による御朱印のサンプルを展示した。

 さらに、同社はこれら高付加価値な商材を専門とする通販サービス「Valuable Print(バリュアブル プリント)」の開設に向けて準備を進めている。今後の展開に注目したい。

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