ページの先頭です

ニヨド印刷、ユニバーサルデザインに対応したカレンダーなど新提案

今年もP・Iショー2025に出展、好評の「リサイクル対応型紙製ノベルティ3選」も

 紙製ノベルティの提案で全国展開するニヨド印刷(株)(高知県吾川郡いの町474-2、御庄康隆社長)は、4月16日~18日に東京・池袋のサンシャインシティで開催される「プレミアム・インセンティブショー(P・Iショー)2025」に今年も出展する。同社は昨年に続き、好評の「リサイクル対応型紙製ノベルティ3選」を中心にオリジナル対応が可能な紙製品を出品するとともに、新製品として色弱や加齢などによる多様な色覚に配慮した「ユニバーサルデザインカレンダー」を紹介する。御庄社長は「単なるノベルティではなく、環境や社会に配慮した価値のある商品を提案していきたい」と意気込みを語っている。

misho250404.jpg
「高知家のミニ展示商談会」にてユニバーサルデザインカレンダーをPRする御庄社長

環境配慮型ノベルティで新たな市場を開拓

 ニヨド印刷は、2023年の関西販促EXPOを皮切りに、環境配慮型の紙製ノベルティをメインに置いた展示会出展を積極的に展開してきた。とくに昨年の「プレミアム・インセンティブショー春2024」では、「紙製エコファイル」「紙プラリング卓上カレンダー」「ペーパーリングノート/メモ」などを出品し、来場者から高い関心を集めた。同社は高知県を拠点としながらも、全国規模で外商活動を行っており、関西や首都圏の展示会にも積極的に参加している。

 御庄社長は「展示会の効果はすぐに現れるものではないが、バタフライ効果のように、思わぬ縁や新たなビジネスチャンスにつながることがある」と話す。同社の取り組みは、単なるノベルティの提供にとどまらず、環境負荷低減やSDGsへの貢献を考えたものとなっている。

誰もが使いやすく、見やすいカレンダーをノベルティに

 今年のプレミアム・インセンティブショーでは、素材や製法などで環境に配慮した紙製ノベルティに加えて、新製品の「ユニバーサルデザインカレンダー」を披露する。このカレンダーには、色弱者や高齢者への配慮が施されたユニバーサルデザインを採用。NPO法人メディア・ユニバーサル・デザイン協会による認証を受けている。

 「これまでは環境やデザイン、利便性を追求した商品を中心に提案してきたが、今後は色弱の方や高齢者にも見やすく使いやすい製品を提案していきたい」と御庄社長は語る。

 ユニバーサルデザインカレンダーは、フォントや色使いを工夫し、文字の視認性や判読性などを高めたデザインとなっている。さらに、FSC認証紙(持続可能な森林管理が認証された紙)を使い、環境への配慮も徹底したタイプも提案していく。

 このユニバーサルデザインカレンダーは、視覚に配慮したデザインであると同時に、環境負荷低減を実現する製品として、企業のブランドイメージ向上にも大きく寄与する可能性がある。御庄社長は、「従来のノベルティにはなかった新たな価値を提供できる製品になる」と、今回のP・Iショーでの見どころになると自信を見せている。