中古機械取扱企業|ジェイエンタープライズ、中古機流通で新事業支援
中古印刷関連機器の流通を通じた業界への貢献に邁進する(株)ジェイエンタープライズ(東京都世田谷区中町2-39-1、パラケル・スニッシュ社長)では、「日本国内の印刷会社から中古印刷関連機器を購入し、海外に輸出する」という中古機のリユース促進により印刷産業の「サステナブル」に大きく貢献してきた。とくにWebサイトを活用した販促では、在庫情報はもちろん、機械の詳細な仕様書を掲載するとともに、その閲覧をユーザー登録制にすることで、そこで収集した国、メールアドレス、保有機械、希望機械などの属性情報をデータベース化し、レスポンスを高めている。現在、そのユーザー数は世界30ヵ国、2万5,000社以上におよぶ。
一方、ここ数年の資材の高騰や経済見通しが不透明な中で、新台購入を躊躇せざるを得ない状況がある国内の印刷産業を活性化させようと、中古機の国内向け販売を本格的に開始し、「利回り重視」の中古機活用を訴求している。
「『設備投資したいが予算がない』『先が見えないため投資を躊躇している』という印刷会社において、ぜひ中古機活用をご検討いただきたい。これにより投資額はもちろん、他社が真似できないような新規事業のトライ&エラーも容易になる」(スジェイ パラケル営業部長)
同社では、この国内販売を強化すべく、2020年に埼玉の自社倉庫をリニューアル。1,000坪以上ある倉庫に、2階建て(エレベーター付き)の新倉庫を完成させ、ここでは、自社倉庫だからできる「豊富な在庫」と部品関係を含めた「タイムリーな供給」を実現するとともに、修理やオーバーホール、さらには機械の動作確認までも行える環境が整っている。最近では「倉庫に行って直接機械がみたい」というニーズも多く、これにマッチングするよう日々倉庫のリニューアルも行っている。
「当社の倉庫は、まさにショールーム。思いも掛けない掘り出し物が見つかり、新たなアイデアも生まれる。土日も対応可能。ぜひ気軽に倉庫の見学にお越しください」(スジェイ部長)
一方、買取についてスジェイ部長は、「世界的に輪転機の需要があるうちに、稼働率が低下している輪転機を売却して資産化するという動きが活発化している」とし、同社でも輪転機の買取事業を強化している。
1984年にインドから日本に移住したスニッシュ社長。「2001年の当社起業以来、お世話になった印刷業界に如何に貢献できるかを常に模索している。国内で補助金などが受けられない会社様や新たな事業に挑戦する会社様のお役に立てるよう頑張ります」(スニッシュ社長)