ショールームを訪ねて|ダックエンジニアリング、未来を感じる「おもてなし空間」
[京都本社ショールーム]元気になる最先端情報発信
画像処理のダックエンジニアリング(株)(本社/京都市南区上鳥羽大柳町1-5、氷上好孝社長)のショールームのコンセプトは、「おもてなし空間」。コロナ禍で展示会やイベントの中止・延期が相次いだ2020年、顧客と一緒に元気になれる情報を発信していくことを目的に、今年10月にリニューアルオープン。新型コロナ感染防止に最大限に配慮し、オープンと同時に開催したグラビア業界向けの内覧会では多くの新製品群を発表して好評を博した。氷上社長は「コロナ禍で、お客様の情報収集される場が少なくなっております。ご来館いただいた方に業界の未来を感じていただき、お客様とご一緒に元気になれるショールームにしたいと考えております」としており、最先端の情報を発信しながら、 「Change the factory」をテーマに顧客のスマートファクトリー化や働き方改革をサポートしていく。
オンリーワンの画像検査技術により、オフセット、グラビア、シール・ラベルなど、幅広い業界の品質管理に貢献する検査装置を開発するダックエンジニアリング。累計出荷台数は4,800台以上に達し、同社の検査装置が顧客から高く評価されていることの証明と言うことができそうだ。
国内・海外問わず毎年出展している展示会では新製品などをデモンストレーションして、実際に動いている製品を顧客に見て、触れてもらうことができる。しかしコロナ禍により、顧客に製品を感じてもらうための「場」がなくなってしまった。そこで試行錯誤の上で辿り着いたのが、多くの顧客に訪れてもらえるショールームをオープンすることだった。
「これまでも検査機を置いているスペースはありましたが、ショールームとして約3倍の大きさに大幅リニューアルしました。お客様のお困りごとに、ご一緒にお悩みし、解決できるよう当社の最新システムを数多く展示させていただき、ご来館の方に業界の明るい未来を感じて元気になっていただけるような、『おもてなし空間』になればと思います」(氷上社長)
リニューアルオープンと同時にグラビア業界向けの内覧会を開催
リニューアルオープンと同時に、同社はグラビア業界向けの内覧会を開催。新型コロナ感染防止に最大限に配慮し、2時間の内覧会を午前中に1回と午後から2回、1日に3社限定で1週間の予定で開催したが、好評を博し、期間延長で対応した。参加者は、北は北海道から南は九州まで。その中、コロナ禍でリアル来館できない参加者については、リモートで内覧会を開催したという。
「コロナ禍で、ご来館いただけない方にも、ご一緒に元気になりたいと思い、リモート内覧会を開催させていただきました。今回は業界初の新製品や技術も発表させていただき、ご参加のアンケートも非常に好評を頂き、お客様のお役に立てた内覧会になったのではないかと思います」(氷上社長)
また、同社は2019年7月、大宮支店(埼玉県さいたま市大宮区桜木町1-314)を改装して新社屋にリニューアル。地上4階建て、延床面積714平米の新社屋の2階はシール・ラベル検査を中心に、様々な検査装置を設置したショールームになっている。
「埼京線・大宮駅から徒歩数分でアクセスが良く、ご来社が多いです。これまで大宮でも内覧会を開催しておりますが、こちらもお客様から好評をいただいております」(氷上社長)