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田中紙工(東京)

戸田工場7台・本社工場4台 - 全11台の勝田断裁機設備

迅速なサポート体制評価〜台風19号による被害 即日対応で復旧へ

 (株)田中紙工(本社/東京都板橋区、田中眞文社長)は、長年にわたり培われた高精度な裁ちと抜きの技術により、トランプ、カルタ、トレーディングカードなどの加工を得意とする「技と匠の集団」である。そんな同社の裁ちの技術を支えているのが、戸田工場に7台、本社工場に4台を設備する勝田製作所製の断裁機だ。コンマ1mmのズレでクレームにつながるというカード業界の世界で「クランプの圧が全体に均等にかかるため、他メーカーと比べても精度が出やすい」と製造統括役員の岡田忠義取締役。一方で田中社長は迅速なサポート体制を最大限に評価しており、「10月の台風19号の際も、河川の氾濫で戸田工場のすべての断裁機が故障してしまったが、休日であるにもかかわらず迅速な対応により最小限の期間で復旧できた」として、万が一の災害時にも頼れるメーカーとして、今後も勝田製断裁機を使い続けていく考えだ。


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田中 社長

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岡田 取締役

 同社の創業は昭和35年。勝田製断裁機の1号機を導入して35〜36年が経つという。田中社長は「先代はドイツ製の断裁機への憧れがあったようでボーレンを使い続けていたが、勝田製作所がスタッカーを開発し、その1号機として初めて勝田製断裁機を導入したところ、予想以上に使いやすいことが分かり、そこから徐々に勝田製断裁機を増やしてきた」とこれまでの経緯について説明する。

 当時、関東圏で勝田製断裁機を導入している製本会社はほとんどなかったが、同社の導入を機に関東圏での導入企業も増えてきたという。田中社長は「数十年前は海外製の断裁機の方が堅牢性に優れていて長持ちしていたが、現在は国産機も同様の寿命になってきている。そのような理由もあり、当社でも順次、断裁機を勝田製に切り替えていった」と話す。そして現在では、埼玉県の戸田工場に7台、本社工場に4台の全11台の勝田製断裁機を設備するヘビーユーザーになり、単純なトランプやトレーディングカードであれば、1日600万枚を抜くことができるという。実際、1ヵ月で1億枚を抜いたこともあるようだ。


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戸田工場では全7台の勝田断裁機を設備している

 同社製造統括役員の岡田取締役は、「基本的には断裁精度は各メーカーともに大差はない」としながらも、勝田製作所の断裁機について「他のメーカーに比べて、クランプに圧が均等にかかるため精度が出やすい。チラシの断裁などでは、コンマ1ミリ程度のズレは問題ないかも知れないが、当社は高精度な断裁技術が求められるカード関係が主となっているため、当社には勝田製断裁機が向いているのではないだろうか」と話している。

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