共同印刷、画像処理システム「eComicScreen+ ver2」開発

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共同印刷(株)(藤森康彰社長)は、AI技術の活用によりモアレを抑制して高品質で高解像度な電子コミック画像を生成する「eComicScreen+(イーコミックスクリーンプラス)」に、学習データを拡充し改良を加えた「eComicScreen+ ver2」を開発した。
今回、開発した「eComicScreen+ ver2」は、eComicScreen+の基本機能を踏襲しつつ、学習データを大幅に拡充し改良することで処理品質を向上させ、現在主流となっている天地2,000ピクセルを大きく上回る天地4,000ピクセル(4K)サイズまでの対応を実現。スクリーントーンと線の境界処理を改良したことで、より鮮明な電子コミック画像の提供が可能となり、高精細スマートフォンやタブレットでの閲覧に対応する。こちらの電子コミック画像は印刷用のデータなどから生成が可能なため、特別な準備は不要。
同社は、今後eComicScreen+で行っていた作業を順次eComicScreen+ ver2に切り替えるとともに、拡大が予想される縦スクロールコミック対応の高品質素材としての活用も見込み、「eComicScreen+ ver2」を出版社などに向けて提案、さらなる受注拡大に努めていく。