ページの先頭です

丸昌化学工業、鮮度を色で表示するラベルで食品ロス削減へ

温度と時間で中心の色が変化

 丸昌化学工業(株)(本社/大阪市中央区谷町、水谷剛士社長)は、パッケージに貼るだけで、食品の鮮度がひと目でわかり、食品ロス削減に貢献するラベル「フレッシュラベル」(スコットランド製)の販売を開始した。
 これまで、食品の流通(出荷、配送、荷受けなど)において、食品の鮮度を左右する「温度変化」と「時間経過」を個々で管理することは容易ではなく、またその鮮度管理が曖昧なため、まだ食べられるにもかかわらず廃棄されるケースも多い。一方、RFID(ICチップ)を用いたIoTシステムでの管理には、温度ロガーやソフトウェアが必要で、コストや手間もかかる。
 今回販売が開始される「フレッシュラベル」は、ラベルに印刷された不可逆性の特殊インクが温度変化と時間経過を感知し、色で変化を表示。誰もが簡単に、しかもRFIDよりも安価で鮮度管理が可能。すでに欧州では食品加工メーカーから店舗、レストランに出荷される段ボールやカットサラダの容器等で数多く採用されている。
 また、コロナ禍において医療現場で使用するフェースシールドやマスクにも使用可能で、ワクチン接種の場面では、時間経過でフェースシールドやマスクを破棄する際の目安として利用できる。

同じカテゴリーの記事

一覧へ

最新ニュース

一覧へ

注目コンテンツ