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凸版印刷、AI-OCRで古文書を解読するスマホアプリ開発

古文書解読アプリ使用時の様子

 凸版印刷(株)(麿秀晴社長)は、スマートフォンで撮影したくずし字資料を、その場で手軽に解読できるスマホアプリを開発した。
 2021年にサービスを開始した古文書解読支援システム「ふみのはゼミ」がパソコン・タブレット上での利用、かつ法人向けに限られていたのに対し、同アプリケーションは一般利用者でもスマートフォンで撮影したくずし字資料を、その場で手軽に解読できるもの。木版を用いて印刷されたくずし字資料に対応したAI-OCRに加え、新開発の手書きの古文書に対応したAI-OCRを搭載し、幅広い資料の解読を支援。資料館等での古文書の解読や調査業務の効率化をはじめ、一般利用者の「手元にある古文書の概要を知りたい」「くずし字を読めるようになりたい」といったニーズにも対応する。
 今後、(公財)三井文庫(東京都)、京都市歴史資料館(京都府)、和洋女子大学(千葉県)などの協力のもと実証実験を開始。2023年1月にベータ版を公開し、3月に正式版の一般販売を予定している。

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