大日本印刷、AIが読者の好みを診断して記事を抽出するサービス開始
大日本印刷(株)は、雑誌・書籍の読者に対する提供価値拡大に向けて、デジタルメディアを軸としたビジネスモデル構築の支援サービスを出版社などに提供している。今回、会員登録した読者が悩みや好みなどを登録し、それに対してマッチングエンジンが会員のパーソナルデータも勘案しながら「診断」を行い、会員一人一人に最適な記事を抽出して提供するサービスを開発した。
雑誌の発行部数の減少が続くなか、出版社はデジタルメディアを活かして生活者にさらなる価値を提供する取り組みに力を入れている。その一環として、出版社が自社コンテンツをWeb記事として提供する月額課金制(サブスクリプション)の会員サービスが拡大している。しかし、同様のコンテンツが多いなかで、自社コンテンツの特長をアピールして差別化を図っていく必要があった。
こうした課題に対してDNPは、会員となる読者が登録した悩みや好みのデータを基に、マッチングエンジンが多くの記事の中から最適な記事を抽出して提供する会員制サービスを開発した。
