凸版印刷、「大坂冬の陣図屛風」デジタル想定復元が完成

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凸版印刷(株)は、東京国立博物館が所蔵し、模本(模写)と考えられている「大坂冬の陣図屛風」を復元するプロジェクトを2017年11月から推進しているが、このほど、原本の所在が不明で、いまだ誰もその姿を見たことがないこの屛風を、書き込まれた色指示をもとに彩色をデジタル技術によって再現。さらに金箔や金銀泥を手作業によって施すことで、色鮮やかで豪華絢爛な六曲一双の「大坂冬の陣図屛風」デジタル想定復元が完成した。
同屛風は、7月27日から9月8日まで徳川美術館・名古屋市蓬左文庫で開催される特別展「合戦図-もののふたちの勇姿を描く-」で初公開するとともに、7月28日に同美術館で開催するシンポジウム「大坂冬の陣図屛風、これまでとこれから」で、プロジェクトの取り組みを紹介する。
