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KOMORI、KGCで印刷工場の仮想スマートファクトリー化を実現

リニューアルオープンしたKGCスマートファクトリー
印刷にかかわる全工程の作業進捗状況をリアルタイムで監視する「中央官制室」

 (株)小森コーポレーション(東京都墨田区、持田訓社長)は、2024年10月につくばプラント内にある小森グラフィックテクノロジーセンター(以下、KGC)の第三次リニューアルを完了させ、「印刷工場の仮想スマートファクトリー」(以下KGCスマートファクトリー)としての活動を開始した。

 KGCスマートファクトリーは、印刷にかかわる全工程の作業進捗状況を、複数の大型モニターでリアルタイムに監視する「中央管制室」を備えている。全工程の作業スケジューリングおよび全工程のリアルタイム進捗情報収集が可能なKOMORIの製造実行システム(MES) KP-Connect Pro(KP-コネクト プロ)により、工場管理者は「中央管制室」にいながら工場全体の集中監視と作業指示ができるようになる。

 全工程を網羅するスマートファクトリーはKOMORIだけではなく、各工程のパートナー企業とともに作り上げていく必要があり、そのため2016年に主要なメーカー、ベンダーとKP-Connectアライアンスプログラムを発足。今回のKGCリニューアルでは、アライアンスプログラムメンバー企業と連携して開発を進めたConnected Automationの成果を体感することができる。

 今回のリニューアルによりKGCは、「印刷会社」「アライアンス企業」「KOMORI」が三位一体となって印刷工場の生産性を最大化する「オープンイノベーションハブ(拠点)」としての役割を確立し、印刷業界の発展に寄与していく。

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