コダック、錦明印刷でSONORA Plate Green Leaf Award授賞式
閉じる
コダックジャパン(藤原浩社長)は10月15日、「2019年度 KODAK SONORA Plate Green Leaf Award」を受賞した錦明印刷(株)(塚田司郎社長)の授賞式を錦明印刷・富士見事業部(埼玉県鶴ヶ島市)において開催した。
錦明印刷は、100年を超える歴史と伝統を誇る印刷会社でページ物を得意とし、製版から印刷、製本までの一貫した生産体制を構築している。また、環境配慮への取り組みも積極的に推進しており、2015年には世界で初めてオフセット輪転機にLED-UV乾燥装置を搭載して本格稼働を開始し、ドライヤー乾燥システムの廃止により約40%の電力削減を実現している。さらに2017年には、日本印刷産業連合会が制定した環境配慮制度「グリーンプリンティング認定制度」を同事業部で取得している。
同社がコダックの完全無処理版「SONORA」を採用したのは2017年からで、今年9月からは、LED-UV輪転機で進化した無処理版「SONORA CX2」を採用して稼働を開始。これにより同社は、全印刷機で「SONORA」を含む無処理版での生産体制を確立し、自動現像機も完全に撤廃している。
今回で7回目となる同賞は、持続可能な印刷ソリューションを推進するコダックが、製品、サービス、運用において環境負荷軽減に取り組み、とくに優れた実績を挙げているユーザーを表彰するもの。今回、日本からは錦明印刷のほか、千修岩井印刷(株)の2社が選ばれている。