イズミプロセス(静岡)ほか3社、特別清算申請-負債56億8,000万円
(株)イズミプロセス(静岡市清水区伊佐布1546-9、登記上:東京都港区芝大門1-10-11、設立1979年1月、資本金1,000万円)と関連3社は12月17日、東京地裁へ特別清算を申請した。負債はイズミプロセスが約39億円で、関連会社を含めた4社の負債は合計約56億8,000万円。
イズミプロセスは1957年7月創業の老舗印刷業者。シルクスクリーン印刷を得意とし、自動車やオートバイ向けのエンブレムステッカー、機械操作パネル向けなど特殊印刷に強みを持っていた。フィルムメーカーなどに営業基盤を有し、2015年6月期は売上高3億2,100万円を計上していた。M&A戦略も積極的に展開。関東や関西などの中堅企業の買収を進め、ピーク時には全国に10社前後を傘下に収めていた。
しかし、グループの急激な業容拡大の一方、買収資金の負担も過大となっていた。また、グループ企業で工場火災が発生するなどのトラブルも発生し経営が悪化。取引先への支払遅延や、銀行口座の凍結、所有不動産が仮差押を受けるなど資金不足が露呈して信用が低下した。
2018年12月にはグループ会社の和泉石灰建材(株)(堺市)が大阪地裁に民事再生法の適用を申請。イズミプロセスグループは事実上、事業継続が困難となり、以降は一部事業の譲渡や債務整理などを進め、2019年12月16日に株主総会の決議により解散していた。
なお、同時に特別清算を申請したのは以下の3社。
(株)山陽社(さいたま市、設立1952年12月、資本金1,000万円、アルミ製紙器加工、負債総額約3億5,000万円)、高陽アルミ工業(株)(同所、設立1965年6月、資本金1,000万円、アルミ製品加工、負債総額約11億3,000万円)、(株)東西製作所(兵庫県丹波市、設立1971年4月10日、資本金3,000万円、アルミ製品加工、負債総額約3億円)。
(東京商工リサーチ調べ)